タバコというもの

タバコのニコチンが脳に、少量で覚せい剤、大量で鎮静剤の働きをする、ということを岩波新書で学びました。
タイトルはなんだったかな・・・
脳に働くとは、脳細胞に働くということですね。
脳の仕組みをきちんと解説する事ができませんが、認知、判断、記憶かな、他にもあるでしょうか。
脳の神経伝達にニコチンが関係するのです。
ニコチンで、認知はどうなるのでしょうか、判断は?、記憶は?

頭を悩ますようなことが起きたとき、タバコはストレスを和らげる働きがあるように思います。
難しいことを考えるとき、タバコを吸いながらやると、イライラしないでできたような気がします。

タバコを吸いながら、脳は働いてきたのですが、タバコがなくなって、脳は同じように働くのでしょうか。
人生は脳の中に記憶されるとするならば、タバコなしのいろいろな経験は、楽しく記憶されてきたのでしょうか。
脳にどのように記憶されてきたのかということは、すなわちどのように人生を生きてきたのかということです。
禁煙のつらさ、そのストレスと上手く付き合ってきたのでしょうか。

することといえば、ただタバコを吸うことをやめるということです。
喫煙をしないということです。
どちらかといえば、あれをしようこれをしようと自分に課すことではなく、
しないということですから、しないということはしなければよいので、
タバコのことを考えない忘れる思い出さないということです、
がしかし、その意識はタバコへの執着の裏返しです。
この執着は脳の中に記憶として存在します。
この記憶、経験、それまでの暮らしの中に実在したタバコは消し去る事はできません。
禁煙するということは、タバコ人生を、きちんと受け止めないとならないのです。

ちょうど、失恋の辛い経験を、いつかは越えなくてはならないようにです。
失恋の当初は、忘れることでよいのだと思いますが、
新しい恋愛のためには、その失恋を受けてなくてはならないと思います。
失恋には学ぶ事があると思います。
辛い事かもしれないけれども、その中に人生を豊かにする宝物があると思います。

タバコと一緒の人生を振り返るとき、禁煙をはじめたばかりのころには、
タバコには、何一つ利益はなかった、何一つ良いことはなかったと、思うかもしれません。
また、喫煙している人を、蔑み、罵るかもしれません。
その気持ちは良く分かります。
しかし、禁煙を続けるうちに、タバコが必要だったことに気がつきます。
それを認めると、喫煙を肯定し、またタバコを吸ってしまうのではないかと不安になります。
タバコが必要だったことと、二度とタバコを吸わない禁煙の決心とは、ひとつになりません。

このざわざわした気持ちを整理して、越えていくのが、禁煙の奥深いところです。
越えていけます、上手く越えることで禁煙のストレスが消えて行きます。
そして、タバコに頼った人生から、タバコなしの人生に進む勇気も生まれて来ます。
楽しい禁煙というのはこのことです。
それそれっと♪


Category: 今日のコラム
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