2億5千万年後の地球

NHKの教育で、「スーパーコンチネント2億5千万年後の地球」を前編後編の2回で放送していました。
今回はその後編でした。現在の大陸は移動してぶつかりくっつき一つの大きな大陸になるというのです。それが、スーパーコンチネントです。
かつて、同じく2億5千万年前にパンゲアという一つの大陸が地球にあって、それが分かれて現在の大陸になったという話を聞いたことがあります。
それにしても、億年の過去も未来も、今の世界とはまったく断絶した別の世界です。

人間の歴史は一万年位だそうです。これは、石器や住居などが発見されたことによります。それ以前は化石しか残っていません。
6千500万年前に巨大な隕石か小惑星が地球に衝突したことにより繁栄を続けてさまざまに分化し、あるものは巨大化した恐竜が絶滅しました。
それ以前は、陸上には生物はなく海の中に今とは違うさまざまな生物がいたようです。

人間のすごいところは、人間の存在したことのない世界をまるで見て来たように説明したり考えたりすることができることです。
宇宙のこともそうです、そして見えない素粒子の世界もそうです、心のこと、哲学、さまざまな事柄を考えることができます。不思議ですね。

はたして、2億5千万年後を知ることに意味があるのでしょうか。どう思いますか。
今の世界にいる生き物、もちろん人類もいないことでしょう。気候の変動どころではなく、大気は毒ガスを含みも海水も魚が生きることのできないものになっている、大地も不毛の砂漠になっている。そのような想像の世界。それを考える意味は?
宇宙の始まりやその未来を考えること、きらめく星を見上げながら、その中でも比較的近い恒星、しかし数万光年のその星へ行くことは不可能です。
それなのに、人生の大半をかけて研究いるのはなぜか?

ぼくの考えはこうです。
それは、人間が宇宙だからです。人間が地球だからです。
人間は、宇宙になったような心持で、自分が宇宙だったら自分自身はどう見えるか、自分とは何かと考えることができます。
宇宙だから違和感を感じるでしょうが、人間は犬の気持ち猫の気持ちになることができます。家などの建物や山川などの自然のものにもなることができます。
そして、人間のそうした存在こそ、素粒子や宇宙、果てしない未来の世界こと、それと同じように不思議な存在です。
この時代にこの地球のこの国に生まれて、ほんの数十年を生きていく、体はデリケートで壊れやすく、こころは迷いの中、悩みや心配などでいつもいっぱい。
それを生きていくことが辛くて悲しくて嬉しくて楽しいのです。



Category: 今日のコラム
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