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タバコ値上げから一ヶ月

たくさんの人が禁煙にチャレンジして、空しく挫折したことでしょう。

タバコの値上げでは、禁煙できないのです。
何かを機会にということで禁煙するのは無理なのです。
それが、タバコの正体です。
ここを理解できただけでも価値があります。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ということです。

タバコのニコチンは強い依存を引き起こす麻薬なのです。
依存とは何か、麻薬とは・・・
それなしでは幸せを感じることができない状態を依存といいます。
タバコを吸うと口の粘膜や肺から血管に入り、約7秒で脳に達し、至福のシャワーが脳に降りかかります。
ほうっと、ひと時の安堵感満足感至福の一時です。

依存とは、それなしで、悲しく辛く空しいのです。
また、体のいろいろな神経の経路にニコチンが働いています。
タバコが切れると心だけでなく、体も不調になります。
これがまた、タバコを止められない大きな問題です。

何とか頑張れても、「禁煙うつ」というような状態になることもあります。
これは、泥沼にはまったような、何とも重苦しい状態です。

禁煙するというのは、これらのひとつひとつをきちんと処理して行くことです。
大変だと投げてしまいたくなります。
しかし、ちょっと考え方を変えると、越えていけるのです。
それは、禁煙の辛さを、自分生きている証として楽しむことです。
禁煙うつになったら、これは自分を再生していくセレモニーなのです。
どうしたらそう思えるのか、これが課題かもしれません。

このブログで何かヒントが見つかればありがたいのですが・・・


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人生は長いか?

軽快なしゃべり口のアナウンサーのことが思い出される。
48歳で亡くなったのだった。
そして、その方の妻も先日亡くなった。
気丈夫な前向きの素敵な人だった。
61歳だっそうだ。
もっと長生きしてもらいたかった。

一度しかない人生、これはあまりにも短い!
世の中が分かるころにはもう人生の終わりが見えてくる。
終わりが見えてくると生きるということが分かってくる。
生きるということが分かると死ぬということも分かる。

チリの落盤事故から生還した人のドキュメントをNHKで見た。
地底に閉じ込められて自分の死を意識した。
そして奇跡的に生還した。
その人が語っていた、これからは、家族との時間、仲間との時間、知人との時間を大切にしたいと。

日々を大切に生きると、人生は永遠に長いと思う。
一瞬一瞬を大切にすれば、人生は余るほどだと思う。

人生が短いと感じるのは、この今の時間を未来の人質にしてしまうからだ。
その未来の時間は無いかもしれない。
ただただ、今を犠牲にして、何もかも投げ打って、先の時間にたくす。
これで充分な担保を用意したはずだが、夢は霧と消えるだろう。
過ぎた時間は決して戻らない、先の時間はその時の為の時間なのだから。

まだ来ない時間の心配をし、過ぎた時間を惜しむ、そして今の時間を無為にする。
死んだ後の墓石の心配や、あれこれと変えようもない過去を思うことより、
今の今、自分を大切に生かしてやろう。

前向きの笑顔の素敵な・・・
あの方の生き方を忘れないで生きていこう。

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2億5千万年後の地球

NHKの教育で、「スーパーコンチネント2億5千万年後の地球」を前編後編の2回で放送していました。
今回はその後編でした。現在の大陸は移動してぶつかりくっつき一つの大きな大陸になるというのです。それが、スーパーコンチネントです。
かつて、同じく2億5千万年前にパンゲアという一つの大陸が地球にあって、それが分かれて現在の大陸になったという話を聞いたことがあります。
それにしても、億年の過去も未来も、今の世界とはまったく断絶した別の世界です。

人間の歴史は一万年位だそうです。これは、石器や住居などが発見されたことによります。それ以前は化石しか残っていません。
6千500万年前に巨大な隕石か小惑星が地球に衝突したことにより繁栄を続けてさまざまに分化し、あるものは巨大化した恐竜が絶滅しました。
それ以前は、陸上には生物はなく海の中に今とは違うさまざまな生物がいたようです。

人間のすごいところは、人間の存在したことのない世界をまるで見て来たように説明したり考えたりすることができることです。
宇宙のこともそうです、そして見えない素粒子の世界もそうです、心のこと、哲学、さまざまな事柄を考えることができます。不思議ですね。

はたして、2億5千万年後を知ることに意味があるのでしょうか。どう思いますか。
今の世界にいる生き物、もちろん人類もいないことでしょう。気候の変動どころではなく、大気は毒ガスを含みも海水も魚が生きることのできないものになっている、大地も不毛の砂漠になっている。そのような想像の世界。それを考える意味は?
宇宙の始まりやその未来を考えること、きらめく星を見上げながら、その中でも比較的近い恒星、しかし数万光年のその星へ行くことは不可能です。
それなのに、人生の大半をかけて研究いるのはなぜか?

ぼくの考えはこうです。
それは、人間が宇宙だからです。人間が地球だからです。
人間は、宇宙になったような心持で、自分が宇宙だったら自分自身はどう見えるか、自分とは何かと考えることができます。
宇宙だから違和感を感じるでしょうが、人間は犬の気持ち猫の気持ちになることができます。家などの建物や山川などの自然のものにもなることができます。
そして、人間のそうした存在こそ、素粒子や宇宙、果てしない未来の世界こと、それと同じように不思議な存在です。
この時代にこの地球のこの国に生まれて、ほんの数十年を生きていく、体はデリケートで壊れやすく、こころは迷いの中、悩みや心配などでいつもいっぱい。
それを生きていくことが辛くて悲しくて嬉しくて楽しいのです。


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隣国ともめたがる人たち

まさか、他国の民主化をしようという人はいないでしょう。

この国も封建制度から中央集権国家になり、大きな戦争でどでかい痛手をこうむって、少しましな国にさせられました。
連合軍の力で与えられたので、作り上げるということが理解できません。だから、本当にアホばっかりです、自分も含めて。
歴史のいろいろな紆余曲折の出来事は結果として必要だったのでしょう。

風が吹くと桶屋が儲かるのたぐいで、隣国ともめると、押しかけ駐留軍の名目が立ちます。
それにまつわるさまざまな利益や権益を維持したいのです。本当に解かりやすい。
本当にもめると経済界はとても困るので、実際はこけおどしのへそ曲がりをやっています。
そして、隣国もこの国も、こうしたことを都合よく利用しています。

これでは満足できなくて面白くない人たちは、火に油と焚きつけるのに一生懸命です。
本当に解かりやすい単純な人たちだと感心します。ほとんど見透かされています。
相手のミスをさそうような姑息なやり方は、何か空しいと思いますが、どうでしょう。

最近読み始めた「反哲学入門」のなかにピュタゴラスの言葉の引用がありました。
それによると、人間は3種類がいて、ひとつは金銭を愛する人、ひとつは名誉を愛する人、そしてもうひとつは知識を愛する人がいるということです。
この知識を愛するという人というのが、哲学者のことだそうです。
ただし、この場合の知識とは超自然の基本原理のようなものだということです。
万物の存在の秘密というやつです。これが解かれば全てのなぞが解けるということです。

そもそも、この国の人たちの先祖は、この国に住み着く前は、何処にいたのでしょうか。
何処からやって来たのでしょうか。
この国の人口は、江戸時代は3000万人くらい、奈良時代は100万人くらい、その以前は数万人だったそうです。
人口は驚くほど増えたわけですが、この国でネズミから進化したのではなく、隣国から島伝いにたどり着いたのですから、元は一緒の人間です。
時間軸をどう区切るかが問題なのかもしれませんが、この国は先の戦争で鬼畜何とかと言いながら戦った相手が、今では一番大好きなのですからね。

たぶん、隣国ともめたがる人も、この数年か、少なくとも十年のうちに変わると思いますが、いかかでしょうか。

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チリで全員生還!

救出が始まると閉じ込められた地下から生還するテレビの中継に感動しました。
はるか遠くの国の本当は知ることも会うこともなかった人たちの人生に、自分も世界の人々の一人として参加しました。参加という感動の連続でした。
この経験は人間世界をまた一つ成長させてくれたと思います。人間は本当にすばらしいと感じました。このような出来事に世界の無数の人の一人として参加できてよかった。生まれてよかった。生きていてよかった。そう感じました。

人生はいろいろな出来事に遭遇しながら行く旅です。
自分の事柄ばかりにこころが執着していて、周りの世界の出来事は自分と無縁のことに感じます。こころは苦難に執着します。
般若心経には色即是空とあります。その意味は、色とはセクシーではなく、目に見える事象のことです。それらは、時間と場所で瞬時に変化するもので空であるというのです。

空とは何でしょうか。無という言葉もあります。空とはからっぽのこと、無ということではないのか。無と空は違うのか。
ゼロ(0)を概念を確立したのはインドだそうです。このゼロは空のことです。ゼロは何かが無い状態です。しかし、空の部屋や箱、入れ物は存在します。無というのは入れ物の存在も無という場合があるので空とは完全に同じ意味ではありません。

人生はいろいろな事柄が現れては消えまた現れる変化の連続です。毎日が同じようでも、人は育ちまた老いていきます。人は生まれていつか死に、分子や原子に分解されて、またほかの生き物や物の素材になっていく。地球から生まれて地球に戻るというのがいいでしょうか。これを空というのです。

般若心経では、今の事象に執着してはならない、全ては空だからと説き、空だからこそ、すばらしい可能性がある未来がある、だから勇気を出して元気にやろうぜ!
と説かれています。

心経の終わりの方に、ギャテーギャーテハラーギャテーという一節があります。レッツゴー、レッツゴーという意味です。
チリの落盤事故でも、チリの鉱山労働者ガンバレガンバレの声がありました。

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禁煙の意志を挫く

禁煙をはじめようと思っただけでアウトの人がいます。ニコチンが切れかかった頃だととても深刻です。
それ以前に、禁煙をしようなど考えもしない人がいます。タバコが口から離せないような人は考える暇もないのです。
いま禁煙にチャレンジできる人は、そんな人に比べると、少し運がいいのかも知れません。

タバコはニコチン麻薬依存症です。
依存とは、それなしでは幸せを感じることができない状態のことです。
タバコは嗜好品であり、楽しみを与える何か良いものと思うのは簡単ですが、真実はそれなしではいられないという苦しみのことです。

禁煙の意志を挫くのはこの苦しみです。
苦しみから逃れるために、喫煙しなくてはならない言い訳を考え出します。
そして喫煙をすると、その言い訳の浅ましさがはっきり感じられて、そのことだけでもう二度と禁煙などしないできないと思うのです。
もちろん、タバコは合法だからこれでよいのですが・・・

結局、禁煙の継続とは、このタバコのない苦しみを乗り越えることにあります。
忘れる、というのが思いつく方法です。
吸いたい一時を何かで紛らす、といのもあります。

ぼくの提案は苦しみを楽しむ味わいつくすということです。
人生が深くなる豊かになるというのはこの事です。
お金に困ったり、食べるものに困ったり、住むところに困ったり、その辛さは経験した人にしか分かりません。
辛さを分かち合えるパートナーがいる喜び、信じ合える幸せ、人の情けの有難さ、などなど苦難こそ人生を豊かにします。

たとえば、外国へ旅に出て、盗難にあい、何もかもなくなって途方にくれる、すると飲み物や食べ物をくれる人、泊まるところを提供してくれる人が必ず現れます。現れなかったら・・・、現れるはずがない・・・、この思いこそが、貧しい生き方、浅はかな生き方の証明です。
そんな心の貧しい人は、困るのは自己責任だと、冷たく言い放ち手助けもしないことでしょう。その貧しさに自身でも気がついていないからでしょう。

禁煙は一人でできるささやかな行です。
しかし、その渇望は決してたやすい簡単なものではありません。
立派な人生を豊かに深くする行です。
禁煙行者は人生の浮き沈みの中で時間が味方してくれるから惑うことがありません。

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起訴すべし

市民の代表11人が起訴すべしと結論を出したという、大物政治家のいわくの報道は延々と続けられている。彼を引き摺り下ろそうというエネルギーは何処から出ているのか。市民の代表とか、市民感情とか、一般市民とか、庶民、国民の立場からという言葉を用いる側に、衆愚を動かす目的がある。市民の代表の判断、市民の代表と口にする側には目論見がある。過去の歴史を見るにつけそうなのだから。

人間は人の中でしか生きられないから、所属する集団の多数の側にいること、あるいは権力を持つの側にいることにとても敏感です。それは、家族やご近所、学校や職場でも同じ判断をしています。しかしそれらは時間とともに変化していく関係です。ある意味では、その判断が変化させていとも思います。

11人の判断が、その11人が市民の代表かどうかの議論には何の意味もなく、ここで投げられた起訴すべしの判断がひとつの変化を起こし、それは連鎖して、いろいろな事象を引き起こしていくことになると思います。普通の市民がどこかで事象に関係していくことになり改めて判断することになり、これこそが真の意味の市民の判断ということになります。

高齢者の仲間に入り、自分の人生の残りは10数年くらいだと思います。
自分がいなくなる遠い先の利益のことで悩むことには意味がありません。もちろん、どうなっても良いというのではありません。
息子や娘、孫子の時代は、自分のその先を生きる人たちの世界は優しく豊かななってほしいと思います。

川は必ず低いほうに流れ、どの流れもいつかはひとつに集まり、大河となり海へとつながります。
11人の判断からはじまるドラマも、その11人が市民の代表かどうかの議論には意味もなく、流れは流れるままに流れていきます。

この話の落ちどころは、いくら水を高きに導こうとしても無理だということです。あちらが低そうに見えるとしても低い方低い方へと流れていきます。途中に大おきな堰や土手を作ってもいつかはあふれてしまいます。

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禁煙ガマン大会

いよいよ今日からタバコが値上げになりました。
たくさんの人がこれを機会に禁煙を始めたようですが、結末が見えるような気がします。

タバコは強い依存を起こさせる麻薬のひとつです。
吸わずにいられないのは、その依存症になっているからです。
タバコのメリットは、気分を爽快にしたり、元気にさせたりしてくれることです。
ときに至福のひと時を与えてくれます。まさに麻薬です。
デメリットは自分や周囲への害悪でしょうか、ほかにもいろいろあります。
害悪を意識して禁煙を始めても、いろいろ理由を見つけて、また喫煙することになります。

しかし、がんが見つかったり、一度でも心筋梗塞や不整脈にかかると、ぴたりとやめることができます。
命より大切なものはないからです。これは完全な禁煙方法ですが、どこかで自分は健康だという意識があれば成功しません、人とはそんなものです。
本気でつねに病気を意識することは相当のストレスになります。あまり楽しいことではありません。

意地悪でいうのではありませんが、禁煙ガマン大会はいつか敗れます。
禁煙をガマン大会ではなく、人生を豊かにし人としての成長することだと意識できれば間違いなく成功します。

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